floor User Experience

Installation for “fun” ever seen

Exhibited:
2010-2011 欧米

某メーカーのコンセプト展示において、インスタレーションのコラボワークを実施。同社はインターフェースデザインという観点における先進的な取り組みが顕著であり、当社もシアターをベースとした作品で参加しました。

Summary:

まず感覚的で、未定義な領域において「理解できる展示物であること」。そして「楽しい・愛着のある体験」を、来場者へ提供しようと考えました。

接触した人すべてが納得できる最高品質をキープするためには、コンセプトの理解および、表現の裏付けとなる技術力はマストです。この領域における展示には、「友人に教えたくなるような感動体験」の提供が大切だと改めて感じました。

コンセプトクエスト/アイデアスケッチ:

「課題がどのようなところから生まれたか」「何をもって解決とするのか」を、メンバーで議論。手法の見極めを段階的に行っていきました。感覚的な要素においてはまずドローイングに落とし、共通認識の深度を増していきます。テーマを掘り下げて行く段階では、「アイデアの発散」「エッセンスの分解」状況により、再構成と集約を繰り返し行うこともあります。


デザイン:

空間展示における本プロジェクトでのコンテンツは、インタラクティブな体験と、その行動に伴って変化する映像により表現しました。実展示と同様の空間をイメージするため、まずシミュレーターを開発します。 デザイナーは、その段階でモーションやインタラクションも検討していきます。また海外展示である点やファミリーでの参加者などを想定し、言語に縛られないわかりやすさや、人間が持つ共通のセンスに着目しました。

ユーザーインタフェース:

導線の誘導アイデアやインタラクション部分に存在し、運用にむけた各種コンテンツのプレイリスト編集などにも実装しています。そのGUIもシンプルで使いやすいものを目指しました。10数種類あるコンテンツプログラムは、iPodtouch での操作を想定して、アプリで簡単に番組を切り替えられるツールをつくりました。

システム設計:

本件では、4名のプログラマーがツールやプログラムコードを共有。同時にシミュレーションしながら、効率的にコンテンツを開発していきました。また連動システムとしては、●250余りある床面のインタラクションスイッチからのインプット●天井から4台・前面はリアから4台のプロジェクション●メインの高輝度プロジェクター、などが連動するシステムを構築しています。

メカ制御設計:

シンプルに床を歩き、踏むことでスイッチが入ります。同時にフィードバックとしてスイッチ造作のテープLEDが発光し、プロジェクションと統合されます。これらの基盤設計からマイコン類の開発、床スイッチなどを開発しています。

プロトタイピング:

シミュレーションプログラムに加え、実空間上のモノの部分は、とにかくまずプロトタイピングします。この過程において、サイズや加重の確認、さわりごこちや安全性などをクリアにしていきます。

空間:

展示空間のデザインを仕立てます。誘導そのものが今回のテーマともなりますので、俯瞰した観点での魅力をまず検討。体験者が人に伝え、共感者を連れてくるような反応を目指しました。プロジェクションと連動するLEDの光や、床面に繰り広げられるインタラクティブな映像は、体験者に驚きを与えていました。