男の小道具

男の子は元来、自分よりも強い特別な存在になりたいという変身願望があるのだと思います。その結果、マントの代わりに風呂敷をまとってヒーローになったり、木の枝を刀にして空想の敵と戦ってみたりと身近なところから素材を調達しそれを自分の望むスペシャルな小道具に見立てて妄想に浸るのです。


時は流れ、自分もすっかり大きな男の子になってしまい、さすがに何でもない物をスペシャルな小道具に見立てる想像力は失っていますが、その変身願望はいまだ健在で、強い特別な何かになるべく風呂敷や木の枝よりかは幾分進化した男の小道具に囲まれ、毎晩ニヤニヤしているのです。

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